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カードローンを借り換えするメリット・デメリットは?注意点やおすすめサービスも

カードローンを借り換えするメリット・デメリットは?注意点やおすすめサービスも

カードローンの借り換えをすることで、金利が安くなる可能性があります。金利が下がれば月々の返済額も少なくなりますが、借換先によっては返済総額が多くなる可能性もあるので注意が必要です。

当記事では、カードローンの借り換えについて解説しています。メリット・デメリットについても詳しく紹介しているので、借り換えを行うかどうかの参考にしてみてください。

この記事でわかること
  1. カードローンの借り換え方法
  2. カードローンの借り換えをするメリット・デメリット
  3. 借り換え先を選ぶポイントと注意点

カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えとは、現在契約しているカードローンから他の会社のカードローンに乗り換えることです。
現在借り入れしているカードローンより金利の低いカードローンに借り換えすることで、利息の負担を軽減できます。また、もし全額分借り換えができず一部分だけ借り換えする場合でも、金利次第では負担を減らすことができます。

借り換えでは新しくカードローンを組むため、審査が必要です。審査に通らなければ借り換えはできないため、注意しましょう。

借り換えとおまとめローンの違い

借り換えと似たものに、「おまとめローン」があります。おまとめローンは、複数社から1社にカードローンをまとめて乗り換えることです。
おまとめローンと借り換えの違いは、元々お金を借りていたカードローン会社が1社か、複数社かの違いです。

おまとめローンでまとめると、1社の借入額が大きくなります。借入額が多いほど金利は低くなる傾向があるため、複数社で借りている状態より返済の負担が少なくなる可能性があります。

カードローンの借り換え方法

ここからは、実際にカードローンを借り換える方法について解説します。

カードローンの借り換え手順

  1. 新規でカードローンに申し込む
  2. 審査を受ける
  3. 審査結果が届き、必要書類を提出する
  4. 入会手続きをして、融資を受ける
  5. 以前契約していたカードローンを一括で返済する
  6. 新規契約したカードローンを返済していく

STEP1.新規でカードローンに申し込む

多くのカードローンは、インターネットから24時間申し込みが可能です。申込フォームに氏名や住所、勤め先などの情報を入力して送信します。

カードローンに申し込む前に、金利がどれくらい下がるか、総支払額はいくらになるかなどのシミュレーションを行っておきましょう。カードローンの公式ページでは、返済シミュレーションを公開している場合があるため活用してみてください。

STEP2.審査を受ける

申込フォームに入力された情報を元に、借り入れ可能か審査が行われます。

STEP3.審査結果が届き、必要書類を提出する

審査の結果はカードローン会社所定の方法(電話、Eメール等)にて案内されます。また、審査に通ると電話での契約内容の確認や、在籍確認を兼ねて勤め先へ電話がかかってくる場合があるので留意しておきましょう。

審査結果の案内に沿って、本人確認書類を提出します。借り入れする金額によっては年収が確認できる書類が必要となるため、準備しておきましょう。

本人確認書類例

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • パスポート

など

年収が確認できる書類例

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 課税証明書
  • 確定申告書

など

※カードローン会社によって異なる場合があります。

STEP4.入会手続きをして、融資を受ける

契約内容の確認・同意手続きを行えば入会完了です。融資の申し込みを行い、借入金が銀行口座などに振り込まれたことを確認しましょう。

STEP5:以前契約していたカードローンを一括で返済する

新規契約したカードローンで以前契約していたカードローンの借入金額分を借り入れ、以前契約していたカードローンを一括で返済します。

STEP6:新規契約したカードローンを返済していく

以前契約していたカードローンを返済することで、新規契約したカードローンの返済のみが残ります。計画的に返済していきましょう。

カードローンの借り換えをするメリット

カードローンの借り換えをするか判断するために、まずはメリットを確認しましょう。カードローンの借り換えには、以下の2つのメリットがあります。

借り換えをするメリット

  • 金利が低いカードローンへ借り換えた場合、支払利息を軽減できる
  • 返済方式の選択により、毎月の返済額を減らせる

支払利息を軽減できる

より金利の低いカードローンへ借り換えすることで、支払利息を減らせます。例として100万円を借り入れ、1年後に一括返済した場合、金利18%と12%でどの程度の差があるのか下の表で確認してみましょう。

借入額 100万円
金利(実質年率) 18% 12%
1年後の返済額 118万円 112万円
支払利息 18万円 12万円

上記の例では、1年後に返済した場合、支払利息は6万円の差が発生します。条件の違いによって、支払利息の差はさらに大きくなります。借入額が多かったり、返済期間が長かったりする場合は、より借り換えの効果を実感しやすいでしょう。
また、金利が低くなると返済総額が減るため、借換前と同じ金額で毎月返済していくのであれば返済期間も短くなります。

毎月の返済額を減らせる

借り換えでは、カードローン会社の返済方式の違いによって、毎月の返済額を減らせる可能性があります。

返済方式は「元利定額返済方式」と「元金定額返済方式」の2種類があり、下図のように元金が同じ場合でも、毎月の返済額の内訳が異なります。

元利定額返済方式は、毎月一定の金額(元金+利息)を返済していく方式です。返済金額の管理がしやすい一方、返済の初期は毎月の返済金額における利息の割合が大きいため、元金が減りにくく、元金定額返済方式に比べ総支払額が多いという特徴があります。

それに対して、元金定額返済方式では毎月一定の元金に利息を加えた金額を返済していきます。毎月の返済金額は初回が一番多く、その後減少していきます。返済金額が変動するので管理が大変ですが、元金の返済が早いため後々の利息が減り、元利定額返済方式に比べ総支払額が少ないという特徴があります。

例えば、元金定額返済方式から元利定額返済方式のカードローンへ借り換えると、毎月一定の返済金額となり、返済の初期であれば月々の返済額が少なくなる可能性があります。その分総支払額が多くなる可能性もあるため一長一短ですが、毎月の返済が厳しい方は検討してみるとよいでしょう。

カードローンの借り換えをするデメリット

カードローンの借り換えにはデメリットもあります。事前に確認して、納得したうえで借り換えを申し込みましょう。

借り換えをするデメリット

  • 再審査を受けなければならない
  • 返済方法の選択により、総返済額が多くなる可能性がある

再審査を受けなければならない

借り換えをする際、新たにカードローンを申し込むことになるため、再度審査を受けなければなりません。審査に不利な条件がそろっていると、審査に落ちて借り換えができない可能性もあるため注意しましょう。

審査に不利な条件例

  • 収入が安定していない
  • 過去に返済を遅延・停滞したことがある
  • 職を失っている
  • 勤続年数が短い

など

総返済額が高くなる可能性がある

カードローンの返済方式が変わると、金利が低くなっても総返済額が多くなる可能性があります。前述したように、元金定額返済方式より元利定額返済方式の方が元金は減りにくく、総返済額が多くなる傾向があります。自分に合う返済方式はどちらなのか、よく確認しましょう。

また、同じ返済方式であっても、毎月の返済額が小さくなれば返済期間は延びてしまいます。結果的に支払う利息は大きくなる恐れがあるので、設定できる毎月の返済額にも注意が必要です。

「前より返済額が多くなってしまった」とならないためにも、借換前の入念なシミュレーションが大切です。

カードローンの借り換えがおすすめな人

メリット・デメリットを踏まえて、カードローンの借り換えをおすすめできるのは、以下のような方です。

借り換えがおすすめな人

  • 現在契約中の金利が他社より高いと感じている人
  • 毎月の返済額を減らしたい人

現在契約中の金利が他社より高いと感じている人

現在借り入れしているカードローンの金利が高いと感じている方は、カードローンの借り換えを検討してみましょう。契約中のカードローンの金利は原則変更できないため、金利を下げるには借り換えが必要です。今より金利が低いカードローンがないか探してみましょう。

また、借り換えを申し込む前には、各カードローン会社が提供するシミュレーションを利用して、本当に金利が下がるか確かめておきましょう。

毎月の返済額を減らしたい人

借り換えによる支払方式の変更により、毎月の返済額は減らせる可能性があります。毎月の返済が厳しい方にもカードローンの借り換えは適しています。

カードローン会社によっては、毎月の返済額を減額できる可能性もあります。まずは現在契約しているカードローン会社に相談して、減額できるか確認してみましょう。もし相談しても毎月の返済額を減らせない場合は、借り換えを検討してみてください。

カードローンの借り換えが必要ない人

カードローンの借り換えは、必ずしも必要なものではありません。以下のような方はカードローンの借り換えは必要ないため注意しましょう。

借り換えが必要ない人

  • 現在の金利に不満がない人
  • 新規入会サービスなどの特典目的で借り換えを検討している人
  • 過去5年以内に延滞歴がある人

現在の金利に不満がない人

今の金利に不満のない場合は、無理に借り換えをする必要はありません。

新規入会サービスなどの特典目的で借り換えを検討している人

カードローン会社では、新規入会キャンペーン等を実施していることがあります。キャッシュバックなど目先のキャンペーンに惹かれて借り換えても、返済方式の選択により、総返済額が多くなるケースなど、長期的に見るとメリットがない場合も多いため注意が必要です。借り換えをするときは、シミュレーションなどで金利や返済金額をしっかりと確認しましょう。

過去5年以内に延滞歴がある人

過去5年以内に支払いの延滞歴がある方は注意が必要です。借り換えをする際には審査が必要ですが、信用情報に問題があると審査に通りにくくなります。

延滞歴などの信用情報は信用情報機関に記録されており、どのカードローン会社でも確認できます。延滞歴がある方で返済額を減らしたい場合は、現在借り入れしているカードローン会社に相談するなど、借り換え以外の方法も検討してみましょう。

借換先を選ぶポイントと注意点

借り換えをするときは、借換先選びが重要となります。借換先を選ぶポイントを以下の2点にまとめたので、どこで借りるか迷っている方は参考にしてみてください。
  • 上限金利の低いカードローンを選ぶ
  • 返済のしやすさにも注目する

上限金利の低いカードローンを選ぶ

カードローンの金利は、「金利(実質年率)2.9%〜17.8%」のように幅があります。借入額が多いほど下限金利に近く、少ないほど上限金利に近く設定されるのが一般的です。下限金利が適用されることは稀で、上限金利の方が借換時に影響を受ける可能性が高いです。借換時は上限金利が低いカードローンを選びましょう。

借り入れ・返済のしやすさにも注目する

借換先を選ぶときは、金利や返済額だけでなく、借り入れ、返済のしやすさも考慮しましょう。利用しにくいカードローンだと、借り入れや返済のたびにストレスを感じてしまいます。借り入れ・返済時に手数料はかからないか、インターネット上で利用できるかなど、利便性も確認しておきましょう。

まとめ

当記事では、カードローンの借り換えについて詳しく解説しました。カードローンの借り換えは、金利が安くなったり、毎月の返済額が減ったりなどのメリットがあります。返済状況が厳しい方はうまく活用してみましょう。ただし、借換先によっては、かえって返済しづらくなる可能性もあります。申込前にシミュレーションを利用して、借換後の金利や返済内容をしっかりと確認しておきましょう。

よくある質問

カードローンの借り換えとは何ですか?

カードローンの借り換えとは、現在契約しているカードローンから他の会社のカードローンに乗り換えることです。
借り入れするカードローン会社を変えることで、金利や毎月の支払金額が変化する可能性があります。

カードローンの借り換えとおまとめローンの違いは何ですか?

カードローンは1社対1社の乗り換えですが、おまとめローンは複数社から1社にカードローンをまとめて乗り換えます。
おまとめローンも借り換えの一種です。複数社の借り入れをまとめることで、1社の借入額が大きくなります。借入額が多いほど金利が下がる傾向があるため、おまとめローンを活用すると利息の負担が減る可能性があります。

借り換えをするべきか迷っています。どのような人が借り換えをしたほうがいいですか?

カードローンの借り換えは「現在契約中の金利が他社より高いと感じている人」「毎月の返済額を減らしたい人」に適しています。
より金利の低いカードローン会社に借り換えることで、利息の負担を減らすことができます。また、支払方式によっては毎月の返済額を減らせる可能性があります。

カードローンの借り換えをするデメリットはありますか?

デメリットは「再審査を受けなければならない」「総返済額が高くなる可能性がある」の2点です。
審査に通らないと借り換えはできません。また、返済方式の違いにより借り換えることで総返済額が多くなる可能性もあります。事前に金利や返済額のシミュレーションをしておきましょう。
小宮 崇之
CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) / TLC(生命保険協会認定FP) / 損害保険プランナー / 証券外務員一種 / 日商簿記検定簿記2級
小宮 崇之(こみや たかし)
大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。
保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。